HSPは飛び込み営業に向いているのか?
HSPが飛び込み営業をやるために気を付けたいことは?
今回はこんな悩みを解決します。
✔記事の内容
- HSPの人は飛び込み営業が向いているのか
- そもそもHSPとは
- HSPが10年以上飛び込み営業を続けている理由
- HSPの人が飛び込み営業をする上での心が軽くなる5つの対処法
- HSPが営業をする上でのメリット
このような内容で解説していきます。
✔執筆者の紹介&記事の信頼性
この記事を書いているのは飛び込み営業歴10年のHIROです。
ぶっちゃけますが、非HSSのHSPです。
そんな僕でも飛び込み営業での実績はこんな感じ。
- トップセールス賞で表彰
- 100人以上の営業マンを育てた「営業を教える人」
- 営業未経験3名に6ヶ月で月収100万円達成
一見華やかに見えますが、HSP気質なのでかなり苦労しました。
HSPが飛び込み営業をやる際の苦悩などもお伝えできればと思います。
最近ですが、コロナの影響で失業し、メーカー営業(ルート営業)に転職しました。
やっぱり飛び込み営業ってきつかったし、相当無理してたんだなぁと改めて気付きました(笑)
【HSPに飛び込み営業は向いていません】でも楽になる対処法はあります
この記事を読んでいる方は恐らくHSPで飛び込み営業をされていてかなり悩まれている人だと思います。
さきに結論からお伝えすると、
HSPの人が飛び込み営業を楽にするには下記の5つを意識すると良いです。
▫商材のメリットをしっかり考える
▫無理に売り込む必要はない
▫訪問件数を決める
▫時間を決める
▫HSP仲間と悩みを共有する
上記がHSP気質の方が飛び込み営業を楽にする対処法なので、ここで記事を読むのを辞めてもOK!!!
詳細を知りたい人はこのまま読み続けてください。
まずは前提として厳しい現実をお伝えします。
『HSPに飛び込み営業は向いていません』
「あぁ、やっぱりか…」と思う人も多いですよね。
人の感情を過敏に受け取りやすいHSPにとって様々な感情が渦巻く飛び込み営業は、過酷すぎます。
実際にHSPの僕が飛び込み営業で沢山の苦悩を抱えていたので、向いていないということは実証されています。
しかもHSPの非HSSならなおさらです。
でも僕はそんな悩みを持つ人に「今すぐやめるべき」だとは思いません。
※死ぬほど辛い場合は話は別です
辛いながらも飛びこみ営業をやっている理由はこんな感じだと思います。
✔例えば
- 頑張りたいけど辛い
- 嫌だけど現状稼げてしまっている
- 解決法が知りたい
- 状況を良くしたい
上記は過去の僕ですね。笑
実際に上記のような悩みを抱えていました。
そんな悩みを持つ方に向けてなぜHSPの僕が
- 10年以上飛び込み営業を続けられているのか?
- HSPが飛び込み営業をやる場合に辛くならない対処法
などをしっかりお伝えしていきます。
※ ちなみにHSPは飛び込み営業でのメリットもあるので、それは後述します。
そもそもHSPとは
「ハイリー・センシティブ・パーソン」の頭文字とりHSPと呼びます。
HSPを解説する中で知っておきたいのが「HSS」という性質。
セットで出てくる言葉なので、そちらも一緒に見ていきましょう。
✔HSPとは
生まれつき感受性が強く、周りの環境や人による刺激に敏感な人です。
人口の5人に1人がHSPといわれています。
HSPは精神疾患ではなく「性質」ではありますが、様々なことを過敏に感じてしまうのでストレスを溜めやすいのも特徴です。
✔HSSとは
刺激探求型といわれ、外交的な人を指します。
好奇心旺盛で新しいことに挑戦することもでき、アクティブな性質となります。
上記の通りですが、HSPとHSSは一見正反対の性質に見えます。
しかし、HSS型のHSPの人もいるので少し複雑。
図にするとこんな感じです。
図の通りなので、あなたがどこの位置にいるか考えてみてください。
自分がどの程度のHSPか知ることも重要です。
ちなみに飛び込み営業の適性は「好奇心旺盛なHSS型」
僕の場合当てはまったのが、非HSS型(敏感&好奇心弱め)正真正銘のHSPでした。
飛び込み営業の適正とは正反対の所にいます。
このHSPという気質のお陰で何回心が折れたことか…笑
ちなみにあまりにも「辛い!!辞めたい!!」と思っている人はこちらの記事をご覧ください。
>>飛び込み営業が辛い!辞めたい!【転職に成功したので共有します】
僕自身、飛び込み営業からルート営業に転職することで毎日の飛び込み営業のプレッシャーから解放されました。
結果的に給料面は下がりましたが、転職して良かったと感じてます!
なので、あまりにも辛すぎるという方は新規開拓営業ではなく「反響ルート営業」などにジョブチェンジも選択肢として全然ありです。
反響営業や提案営業、ルート営業などは顧客の悩みを気付きやすいHSPの適性といえます。
HSPが飛び込み営業に向いていない理由
HSPの人が飛び込み営業に向いていない理由ってなに?
他人の感情に過敏すぎるHSPは飛び込み営業の「きつい断りや人の嫌がっている顔」が極端に苦手です。
例えば
- 自分が飛び込み営業されたら嫌だろうなぁ…
- 良い人なのに断らせたら申し訳ない…
- ご主人厳格そうですぐ断ってくるだろうなぁ…
- 次の家もきつい断りだったら嫌だなぁ…
こんな感じで、結構憂鬱になります。
つまり断りが多く人の感情を感じやすい飛び込み営業は、HSPの人のとってかなり厳しい仕事となります。
とはいえ、この記事を読まれている方は「HSPで現役で飛び込み営業をされている人」だと思います。
そんな人に向けて少し気持ちが軽くなる対処法を紹介しますので、参考にしてみてください。
前提としてHSPの僕が10年以上飛び込み営業を続けていた理由
そもそも向いていない飛び込み営業をなぜ「10年以上」続けていたの?
シンプルに「稼げる」から。
「いやいや、そしたら飛び込み営業の適性があるからでしょ?」という人いると思いますが、
実は飛び込み営業は適性がないからといって稼げないわけではありません。
もちろん他のHSS型の営業マンに比べたら少し分が悪いですが、結局は「自分の弱点」を把握できれば、稼ぐための対策が打ちやすいです。
僕が思うHSPの弱点を書き出しておいたので、自分に当てはまるか確認してみてください。
✔HSPが飛び込み営業する上での弱点
- 商材がお客様にとって本当に必要か悩む
- お客様の嫌がっている顔が苦手
- 断られ続けると心が折れる
- お客様が悩んでいる時に背中を押せない
- インターホンを押す勇気がなくなる
- 次の訪問先に足が向かない
ざっとこんな感じですかね。
HSPの人が飛び込み営業をする上での心が軽くなる5つの対処法
弱点をふまえてHSPの人が飛び込み営業をする上で
心が軽くなる5つの対処法について紹介していきます。
冒頭でもお伝えしましたが、下記の5つです。
▫商材のメリットをしっかり考える
▫無理に売り込む必要はない
▫訪問件数を決める
▫時間を決める
▫HSP仲間と悩みを共有する
それでは詳細を見ていきましょう。
1.商材のメリットをしっかり考える
HSPの人が飛び込み営業する際に悩むのが「 商材がお客様にとって本当に必要なのか」ということ。
この場合、営業マン側が商材に魅力を感じていないのでお客様に売り込むのがしんどくなっていきます。
しっかりと商材を知り、商材のメリットを感じましょう。
あなたが良いと思える商材であれば、売り込む罪悪感はなくなります。
本当に良いものを勧められてるという感覚は、飛び込み営業を長く続ける上では必須です。
2.無理に売り込む必要はない
「お客様の嫌がっている顔」が苦痛であれば、そのようなお客様に無理に売り込む必要はありません。
無理に売り込みをしている場合、お客様に嫌がられますし、営業マンにも無理が生まれます。
本当に必要としているお客様に営業できていれば強い売り込みは必要ないことを知りましょう。
3.訪問件数を決める
HSPはお客様の感情が過敏に伝わってしまうので、1日持ちません。
それどころか、3時間でもぶっ続けで飛び込み続けるのもかなり負荷がかかります。
まずは「どの程度訪問できるのか」を知りましょう。
そして適度に休息を取るのも忘れずに。
4.時間を決める
訪問件数を決めると近いですが、時間を決めて稼働するのもありです。
「この時間だけ頑張る」と割り切れれば効果的。
しっかりメリハリをつければ、精神的負担はかなり減ります。
5.HSP仲間と悩みを共有する
HSPって意外と気付いてない人多いです。
5人に1人いる計算なので、職場にも恐らくHSPの人はいます。
ちなみに僕の職場にも1人いました。
同じ悩みを共有することで、精神的負担が減ります。
「成功体験や失敗したこと、何が苦手で何が得意なのか」を仲間と話し合ってみましょう。
敏感なのが、自分だけではないと感じることも重要です。
HSPが営業をする上でのメリット
デメリットばかりを紹介しましたが、HSPが飛び込み営業をする上でメリットもあります。
それは「お客様の気持ちを深く考えることができる」ということ。
営業をやる上では、かなりのアドバンテージになります。
✔お客様が
- 何を求めているか
- 何を考えているか
- どうしたいのか
上記のことを過敏に受け取れるので、普通の営業マンよりも「お客様満足度」が高い傾向があります。
この強みを伸ばすことができれば、リピーターやお客様を紹介されたりなどにも繋がります。
※僕の実体験で失敗談があるのですが、一応補足としてお伝えしておきます
HSP気質の人はお客様が何を考えているか過敏に受け取り過ぎて、
たまにいらない暴走をしてしまうことも。
要するに自分の価値観を強く押し付けてしまうことがあります。
例えば、先読みしすぎて求めていないことをしてしまったりなどが挙げられます。
解決策は簡単で「きちんとお客様の悩みを聞き切ること」
これができれば悩みの解決が上手なのでお客様満足度が上がります。
まぁ、無理せずいきましょう
まとめになりますが、今回はHSPの飛び込み営業マンに心が軽くなる5つの対処法について紹介しました。
HSPという気質でかなり無理をされている方も多いと思います。
まずは心が折れる前に、無理をせず一旦休憩しましょう。
そしてあまりにも辛ければ全然辞めてもOKです。
ちなみに飛び込み営業はHSPじゃなくても心が折れやすい仕事です。
心が折れそうな場合はこちらもご覧ください。
飛び込み営業で心が折れそうな時の7つの対処法はこちらを併せて見ると更に効果的です。
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